プロ野球のＢＣリーグ群馬ダイヤモンドペガサスは１４日、地区優勝をかけ、信濃グランセローズと対戦しましたが１２対７で敗れました。
優勝へのマジックを１としたペガサスは、引き分け以上で中地区優勝が決まる１戦です。ペガサスの先発・井口は２回、１アウトから信濃の６番・小西にソロホームランを浴び、先制点を許します。さらに、２アウト満塁とピンチを作ると、３番・澤端に走者一掃のツーベースヒットを打たれるなどこの回打者１０人の猛攻で５失点、ペガサスは５回までに大量９点を奪われてしまいます。
流れを変えたいペガサスは５回裏、ヒットとフォアボールなどで１アウト満塁とチャンスを作ります。ここで、９番・高橋の当たりは右中間へのタイムリーツーベース。ランナー２人を迎え入れ、ようやく反撃の狼煙をあげます。
なおもランナー２塁３塁とし打席には、１番・有間捉えた打球はライトスタンドに吸い込まれる今シーズン第５号となる３ランホームラン、長打攻勢で９対５と点差を４点に縮めます。しかし、ペガサスはリリーフ陣がピリッとせず６回にも３失点、１２点目を奪われます。規定により最終回となった８回裏、ペガサスは、４番・井野口がセンターへソロホームランを放ち意地を見せますが１２対７で敗れ地区優勝は持ち越しとなりました。
ペガサスの優勝は、１５日に行われた信濃対福島の結果にゆだねられました。その信濃は、福島に１２対１０で敗れ、ペガサスの３年ぶりの地区優勝が決まりました。ペガサスは今月１８日から始まるプレーオフに臨みます。
群馬ダイヤモンドペガサスの牧野塁監督は、「コロナ禍で大変な中、色々な方々の協力や支援があり大好きな野球が出来ている事に感謝しています。地区優勝を果たしましたが、まだ戦いは残っています。ペガサスを応援してくださるすべての方々の思いものせてＢＣリーグの頂点に立ちたいと思います」とコメントしています。
